Wordで論文なんかを書くときのTips

論文なんかを書くというとTeXを使うのが一般的だが
Wordの方が書きやすいというのは僕だけだろうか。
何より、レイアウトを確認しながら打っていけるのは大きいし
数式だって、とっつきやすい。
スペルチェックもその場でやってくれる。
要らぬお世話な機能も多い気もするが、
大抵どこか設定をいじれば切れる。

しかしながら、特に何もいじらないで書いてしまうと
いかにも Word Word した見た目になってしまい、
先生に「あー、またWordなんか使って…。」と言われてしまう。

それらしく見せるために必要な設定なんかを以下にまとめておく。


ツール > オプション
 「全般」タブの「使用する単位」をミリメートル(mm)に。
 「文字単位での編集を可能にする」のチェックボックスを外す。
 
 これで2段組の段の幅や間隔を
 ミリメートル単位で指定できるようになる。

ファイル > ページ設定
 「文字数と行数」タブで行数などをいじってそれらしく。
 「余白」タブも同様。 ミリ単位でしっかり設定。
 
 こういったところを一般的な論文と揃えるだけで
 相当見た目が変わってくる。
 Wordであれ、TeXであれ、結局は紙面に文字があるだけなのだから
 配置をきちっと揃えてしまえば出来上がるものに違いは無い。

はまりがちなのが数式。
数式エディタで書いて文中に入れると行間が狂ってしまう。
これは

書式 > 段落

 「行間」を「固定値」として
 間隔をフォントサイズにあわせて適当に設定すればよい。
 行中のオブジェクトの存在にかかわらず行間が固定になる。

以上の設定はスタイルとして登録してしまうのが良い。

書式 > スタイル

 新しいスタイル、例えば「本文(論文)」なんてのを作って
 上記と同様に行間を固定値に。
 ついでに英数字用のフォントを「Times New Roman」等にするのもいい。

数式自体の大きさは数式エディタを起動した状態で

サイズ > サイズの定義

 ここで自由に定義できる。
 このとき、「標準」以外をパーセント表記にしておくと
 以降「標準」のサイズを変えるだけで他のサイズも追従してくれる。
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