〜ドッペルゲンガー〜
Windows95以降が動作する環境。
(以下の3つは全て同じフォルダにいれて下さい)
Doppelganger.exe
・・・アプリケーション本体
Doppelganger.ini
・・・設定ファイル
readme.html
・・・本ファイル
インストールは適当なフォルダへアーカイブファイルに含まれる全てのファイルを入れて下さい。アーカイブの内容については「構成ファイル」の項を参照して下さい。
アンインストールは、そのフォルダとその中の全てのファイルを削除して下さい。レジストリは一切いじっていません。
バックアップ等に使えるファイルのコピーツールです。
シンプルなインターフェースで直感的に操作できると思います。
(基本操作はコピー元とコピー先を指定して「コピー」ボタンを押すだけです。)
単にファイルをコピーするだけならば
エクスプローラなどで十分事足りるのですが
このツールを使うと以下のような点で便利になります。
・「更新日時が同じなら上書きしない」オプションにより
コピー元とコピー先の内容に重複があった場合
その分だけ処理時間を短縮できる。
・「更新日時が新しいもののみ上書き」オプションにより
古いファイルで上書きしてしまうことを防げる。
・「コピー元にないものは削除」オプションにより
コピー先にはあるがコピー元にはないファイル・フォルダを削除でき
コピー元とコピー先の構成ファイルの一致を保てる。
・「チェックファイルを使用する」オプションにより
チェックファイルを使ってコピー先の指定の間違いを防ぐ事ができる。
他にも幾つか便利なオプションが用意されています。
基本的な使い方
コピー元とコピー先を指定して「コピー」ボタンを押せばコピーが実行されます。コピー元とコピー先の指定
コピー元の指定オプションコピー元にはファイル・フォルダのいずれかを指定することができます。 指定には以下のような方法があります。コピー先の指定
- エディットボックスにパスを入力する(フルパスで指定する)
- 参照ボタンを押しフォルダ選択ダイアログから選択する
- ウィンドウの「コピー元」のグループボックス内へエクスプローラ等からファイル・フォルダをドラッグアンドドロップする
- Doppelganger.exeのアイコンやそのショートカットのアイコンにエクスプローラ等からファイル・フォルダをドラッグアンドドロップする
- Doppelganger.exeのショートカットをSendToフォルダに置き、エクスプローラ等のショートカットメニューの「送る」から指定する
コピー先にはフォルダのみ指定することができます。 指定には以下のような方法があります。なお、存在しないフォルダを指定した場合はコピー時に作成されます。
- エディットボックスにパスを入力する(フルパスで指定する)
- 参照ボタンを押しフォルダ選択ダイアログから選択する
- ウィンドウの「コピー先」のグループボックス内へエクスプローラ等からフォルダをドラッグアンドドロップする
フォルダの内容のみコピー・フォルダごとコピーコピー元にないものは削除コピーの際、コピー元として指定したフォルダの内容だけをコピー先にコピーするかコピー元として指定したフォルダごとコピー先にコピーするかを選択できます。
例えば、Cドライブにdocumentsフォルダがあり、そのなかにtext1.txtとtext2.txtが入っていて、一方、Aドライブには空のdataフォルダがあるという下のような状態でC:
└documents
├text1.txt
└text2.txt
A:
└data
コピー元に「C:\documents」 コピー先に「A:\data」と指定してコピーを実行した場合
「フォルダの内容のみコピー」にチェックがついていればコピー実行後 Aドライブ以下はA:
└data
├text1.txt
└text2.txt
のようになり
「フォルダごとコピー」にチェックがついていればコピー実行後 Aドライブ以下は
A:
└data
└documents
├text1.txt
└text2.txt
のようになります。
「フォルダごとコピー」の場合はコピー元のフォルダをコピー先に放り込む。「フォルダの内容のみコピー」の場合はコピー元のフォルダとコピー先のフォルダの内容がそろうようになる。と考えると分かりやすいと思います。
チェックを入れると、コピー実行の際コピー先のファイル・フォルダでコピー元にないものは全て削除されます。コピー元とコピー先の内容を完全に一致させたい場合に使います。チェックファイルを使用する
特にこのオプションを使うときはコピー元とコピー先をよく確認するようにしてください。チェックを入れると、チェックファイルとして指定したファイルが存在するときに限りコピーの実行が可能になります。更新日時が同じなら上書きしない
例えば、普段プログラムのバックアップをあるMOメディアにとっているとします。MOドライブがEドライブであった場合、コピー先は「E:\」などと指定するわけですが、これだと普段バックアップに使っていない、バックアップ用に使いたくないMOメディアがEドライブに入っていたときでも、コピーを実行してしまうとメディアの内容を書き換えてしまいます。しかし、普段バックアップを取っているMOメディアに「プログラムバックアップ.txt」などというファイルを入れておき、チェックファイルに「E:\プログラムバックアップ.txt」とそのファイルを指定しておけば、Eドライブに普段バックアップを取っている以外のメディアが入っているときはバックアップしないようにできます。
ちなみに、指定するファイルはどんなファイルであってもかまいません。
また、チェックファイルについては「コピー元にないものは削除」にチェックされていても削除されることはありません。
指定には以下のような方法があります。
- エディットボックスにパスを入力する(フルパスで指定する)
- 参照ボタンを押しファイル選択ダイアログから選択する
- ウィンドウの「チェックファイル」のグループボックス内へエクスプローラ等からファイルをドラッグアンドドロップする
チェックを入れると、コピー元とコピー先で同じ名前のファイルがあり、それらの更新日時が全く同じであった場合、ファイルの上書きを省き処理時間を短縮します。更新日時が新しいもののみ上書き
更新日時が同じである場合ほぼ間違いなく同一のファイルであると言えるので特に事情がない限りこのオプションを使うことを勧めます。チェックを入れると、コピー元とコピー先で同じ名前のファイルがあった場合、コピー元のファイルの更新日時がコピー先のファイルの更新日時よりも新しかったときのみ上書きを行います。空のフォルダはコピーしない
コピー元にコピー先よりも古いファイルや新しいファイルがあり、コピー先は新しいものでそろえたいといったときに使います。チェックを入れると、コピー元の空のフォルダはコピー先にコピーしません。ステータスバーに進行状況を表示
なお、空のフォルダしか含まないフォルダも空のフォルダとみなします。チェックを入れると、ステータスバーにコピーの進行状況が表示されます。ファイルコピーのエラーをスキップする
チェックを入れない場合、進行状況が表示されない代わりにその分処理時間が短くなります。チェックを入れると、ファイルコピーに失敗しても処理の中断を問うダイアログを出さず、残りのファイルのコピーを続けます。
このオプションを有効にしていてファイルコピーのエラーがあった場合は、処理終了後にエラーログが表示されます。
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[Doppelganger]
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2005/06/27
- Version 1.6